アレルギーポータル

アレルギーって?

“アレルギー”って? 成人のぜん息

特徴について

ぜん息は気道に慢性のアレルギー性炎症が生じて、種々の原因で気道が狭くなり呼吸が苦しくなる病気です。ぜん息には、ダニやカビなどの環境のアレルゲンに反応するアトピー型ぜん息と、アレルゲンに反応しない非アトピー型ぜん息があります。成人はアトピー型と非アトピー型が半々という特徴があります。気道炎症の原因となるさまざまな危険因子の回避とともに、吸入ステロイド薬などで炎症をしずめる抗炎症治療を進めていきます。

症状について

ぜん息では軽微な刺激にも気道が狭くなりやすくなり、気道が鳴るように聞こえるぜん鳴や息切れ、咳、胸が締めつけられるような症状などがあらわれます。治療(長期管理)が不十分だと気管支粘膜の炎症が続くことで組織の線維化が進んで硬くなる「気道リモデリング」により元の状態に回復しにくくなります。気道リモデリングはぜん息の慢性化・難治化につながるといわれ、これを防ぐためにも炎症をしずめる吸入ステロイド薬による長期管理を根気強く進めていきます。

重症度について

ぜん息症状を基本として重症度を判定します。ピークフロー値や1秒量などの呼吸機能も参考にします。

軽症間欠型:症状が毎週はない状態です。

軽症持続型:症状が毎週あるが毎日ではない状態です。

中等症持続型:症状が毎日あるが日常生活に支障はない状態です。

重症持続型:症状が毎日あり日常生活に支障を来している状態です。
呼吸困難の程度は、①苦しいが横になれる「軽度」、②苦しくて横になれない「中等度」、③苦しくて動けない「高度」と、3つに分類します。

治療などについて

ぜん息の治療薬は、症状をコントロールする長期管理薬と発作をしずめる発作治療薬があります。ぜん息の治療は抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬で慢性のアレルギー炎症をしずめ、狭くなった気道を拡げる長時間作用性気管支拡張薬を併せて服用することを基本薬として長期管理を進めていきます。重症度により副作用が出ないように複数の薬を組み合わせて、抗炎症治療により組織が線維化する気道リモデリングが進むのを防ぎ、最終的にぜん息の悪化による死亡を防ぎます。

SHARE
facebook
twitter