アレルギー疾患ごとの対応や日頃の対策についての情報をまとめています。セルフマネジメントや治療に使用するお薬についても説明しています。
ぜん息治療の主役は患者さんです。医師や看護師とチームになってぜん息治療(長期管理と発作治療)を進めていきますが、患者さん自身が主体的に自己管理をしていきます。
ぜん息の人の気道には、症状がないときでもアレルギー性の慢性の炎症が存在しており、治療は悪化原因を回避するための環境整備を進めていきますが、良い自己管理は、必ず良い結果(治療目標の達成)につながります。
アトピー性皮膚炎は、適切な治療により症状がコントロールされた状態が長く維持されると、症状がなくなることが期待できる病気です。ステロイド外用薬やプロアクティブ療法などの治療方法を詳しく解説しています。
花粉症は症状があらわれる時期や重症度は人により様々で、わずかに花粉が飛び始めるとすぐに症状があらわれる人もいれば、たくさん飛ばないと症状があらわれない人もいます。花粉症は、症状が軽いうちに症状を抑える薬を使い始める「初期療法」が勧められています。
食物アレルギーはアトピー性皮膚炎と合併することが多く、アトピー性皮膚炎の原因が食物と誤解する人がいますが、2つは別々の病気で、食物アレルギーを持つ赤ちゃんのおよそ4人に1人はアトピー性皮膚炎ではありません。
天然ゴム製品は、日用品として日頃から接触する機会が多い製品です。もしも天然ゴム製品に接触してアレルギー反応が出てしまった場合の対策や、普段からの予防方法について解説しています。
アレルギー反応によって、複数の臓器に症状が強くあらわれる状態をアナフィラキシーと呼びます。特に、血圧が低下して意識の低下や脱力を来すような場合を「アナフィラキシーショック」と呼び、直ちに医療機関で適切に対応を進めないと生命にかかわる重篤な状態です。
アレルギーの患者さんにとって、ダニやホコリ、カビなど、室内環境にある吸入アレルゲン回避のための整備は重要です。神経質になる必要はありませんが、ちょっとした工夫とこまめな掃除で増えないようにすることで、より快適な環境を作ることができます。
様々なアレルギー疾患の基礎知識や治療方法についての情報です。